昨年12月、米ドーナツチェーン「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の日本1号店が、東京・新宿駅近くに開店した。1個150円か170円で14種類。フワリと軽い口どけが人気を呼び、平日でも1時間待ちの大行列ができる。フランチャイズ(FC)展開をする運営会社は、今後5年間で首都圏を中心に30〜50店を出店する計画だ。 ブームに乗って、高級化も進む。3月30日にオープンした東京・六本木の「東京ミッドタウン」にあるカフェ「ベルベリー」の欧州風ドーナツは、1皿1260〜1575円。「フォークで食べるワンランク上のドーナツ」(広報)という目新しさも手伝い、午後には30分待ちの人気だ。04年に進出した米チェーン「ドーナッツプラント」の価格帯も220〜420円と高めで、高級店はビジネスマンやOLの需要を掘り起こしている。 相次ぐ海外チェーンなどの進出に「ミスター」は「ドーナツが注目されて、むしろチャンスだ」と意気込む。運営会社のダスキンは、20日に東京・渋谷に姉妹チェーン「アンドナンド」1号店を出店した。高級パン用の小麦など素材にこだわり、100円前後だった単価を180〜300円に引き上げた。08年3月までに、東京23区とその周辺に6店を展開する計画だ。
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