自家発電、やるだけ損? 割高で買電に回帰 東北の企業

 自家発電を導入している東北の企業などで、自家発電をやめ東北電力からの電力購入に切り替えたケースが2006年度、370件(38万キロワット)に上ったことが、22日までに分かった。前年度に比べて220件(26万キロワット)の大幅な増加。東北電力は「原油高で自家発電コストが割高になり、買電に回帰した」とみる。原油高の傾向は当面続き、自家発電離れの動きはさらに広がりそうだ。

 スーパーのヨークベニマル(郡山市)は36店舗で自家発電をしていたが、06年度に打ち切った。発電代行契約を結んだ発電設備大手のマイエナジー(東京)が原油高で事業から撤退し、設備撤去を余儀なくされたためだ。  06年7月には東北電力の電気料金引き下げもあり、「自家発電しても電力を買ってもコストは変わらなくなった」(ヨークベニマル)と電力購入に変更した。  機械用刃物製造の東洋刃物(仙台市)も06年9月、2工場で自家発電していた計5台の設備のうち、2台分について電力購入に変更した。発電代行業者から「重油が高騰し、代行をやめたい」と申し入れがあり、受け入れざるを得なかった。  自家発電は2000年の電力自由化の後、電気代の節約効果で企業に普及した。しかし、原油高がコスト高を招いて下火になりつつある。  経済産業省関東東北産業保安監督部東北支部によると、新潟を含む東北7県で、06年度に出された自家発電の廃止届は322件と、前年度の2.7倍に増えた。  東北電力は06年度、それまで自家発電だった企業に出力換算で計38万キロワットを売る契約を締結。逆に07年4月時点で計2万7000キロワットの契約を失っているが、売電契約の14分の1にすぎず、自家発電の企業が電力購入に回帰する傾向が裏付けられている。  東北電力は「原油高による自家発電の打ち切りは特殊要因。需要の離脱は引き続き起こり得る」と慎重な姿勢を崩さないが、原油高による後押しは当分続きそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070523-00000001-khk-l04
タグ:電力
posted by tonmin at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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