現在、国土交通省では「観光庁」を新設するための予算要求の原案を作成、国会での審議に向けて準備中とのこと。2003年から「ビジット・ジャパン・キャンペーン」と題して観光客誘致に力を入れている国土交通省では、2010年までに訪日外国人旅行者を1000万人とすることを目標に掲げているからだ。それにしても京都、日光以外で、外国人旅行者に人気の観光スポットってどこなんだろう?
折よく、そんなギモンを解決してくれそうなシンポジウムが開催されたので参加してみた。「訪日外客の顧客満足の向上に向けて」(主催:JATA国際観光会議)と題されたこの会では訪日外国人旅行を対象としたビジネスの現状と未来像が紹介された。
例えば、国際観光振興機構 上海観光宣伝事務所所長・平田真幸氏のお話によれば、昨今、台湾からの観光客に人気が高い北海道ツアーは、1990年代後半から年間を通した旅行目的地となっている(今ではアジア各地やオーストラリア人にも人気)。また、これまで欧米系観光客向けと考えられていた木曽路の妻籠などが、中国人観光客の間では人気なのだとか。
もう1つ注目すべきは『美しき日本の残像』などの著作で知られるアレックス・カー氏が紹介した京都・町家の改修保存・再生プロジェクト。この計画は当初、欧米系観光客をターゲットとして進められてきたが、今では日本人観光客が7割を占めているという。
つまり外国人がいいと思う日本は日本人がいいと思う日本だってこと。外国人観光客の誘致に力を入れることは、結果的に日本人観光客の内需拡大にもつながるわけだ。
本当に日本のいいところを求めてやってくる外国人に味わってもらうべき日本は、まだまだ国中にあるハズ。まずは僕ら自身がそんな日本の良さを再認識することが、ひいては日本の観光マーケットを活性化させることにつながるのかも。
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